新宿シティーハーフマラソン 学術講習会から

2.医療グローブの装着方法

【グローブの装着手順】

①患者さんの見える所で装着して下さい。
通常、未滅菌グローブの入っているボックスは、ティッシュボックスと同等の大きさが普通です。工夫して治療室に設置してください。
(大きな施術所のケースは最後に掲載してあります。ご参考下さい)
グローブの装着手順

②最初に手指の消毒を行います。
手洗いはすでに行っていますが、着用時の汚染防止と装着時のスムーズな着用が目的です。
グローブの装着手順

③よく擦り込んでください。
グローブの装着手順

④完全に乾くまでお待ち下さい。完全に乾くことでスムーズな装着が容易となります。
グローブの装着手順

⑤まず最初に利き手に装着します。利き手を使ってボックスから、グローブを取り出します。
その際、つまむ部分は最小限の範囲でつまみ出してください。
グローブの装着手順

⑥反対側の手で手首の部分を持ち替えます。
その際、装着時にス ムーズに入るように、親指の位置を確かめます。
グローブの装着手順

⑦どこにも触れないように、利き手を装着します。
最初は慣れないので、スムーズに入らないような気がしますが、慣れればすぐに装着出来るようになります。
施術の点から言えば、各指の先がピッタリしていると施術が楽ですが、最後に調整が出来ますので この時点では無理しないで下さい。
グローブの装着手順

⑧利き手に装着した手袋で、もう片方のグローブをつまみ出して下さい。
この際、出過ぎたグロ ーブはグローブをした利き手で次の人が使いやすいように押し込んで下さい。
この時、手首の部分を持ち替えて、親指の位置を確認しておいて下さい。
グローブの装着手順

⑨利き手と同様に装着します。
その際、反対側の手を使って、指先を 調整すると、スムーズに施術が行えます。
グローブの装着手順

⑩最後に装着したグローブを消毒します。
グローブの装着手順


【グローブの脱却手順】

①利き手で反対側のグローブの袖口から3cmの部分をつかみます。
グローブの脱却手順

②汚染されたグローブの外側が内側 になるように、指を折った状態で親指を抜いて下さい。
グローブの脱却手順

③折った指を伸ばし、グローブを利き手のグローブの中で丸めます。
グローブの脱却手順

④グローブをはずした手で、利き手のグローブの外側に触れないように袖口に差し入れ、袖口の内側をつかみます。
グローブの脱却手順

⑤外側に触れないように、一気にひっくり返します。
グローブの脱却手順

⑥グローブをしている利き手を垂直に下ろすと、片方のグローブが中に入った状態でグローブが外れます。
グローブの脱却手順

⑦そのまま、廃棄用のゴミ箱に投入します。
グローブの脱却手順

⑧最後に手指を消毒します。
グローブの脱却手順

深見共子先生ご協力いただいたのは、新宿在住の鍼灸師深見共子先生でした。
ありがとうございました。

何人もの施術者がいる治療院では、多様なサイズのグローブを設置しておく必要があります。
呉竹学園東洋医学臨床研究所付設のスポーツ鍼灸専門外来に設置してあるグローブ装着例を挙げておきます。どうぞ、ご参考にして下さい。

グローブ装着例